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「　先輩の声　」　寺尾 拓さん（2019年入社）
当社は測量・設計・保証を3本柱とする建設コンサルタントです。
音大でコンピューター音楽の作曲を学んだ私が当社を選んだ理由は、大自然の中で仕事ができることに魅力を感じたから。本社を構える真庭市蒜山は“西の軽井沢”と言われる風光明媚な土地柄。夏は涼しく過ごしやすく、ほとんど積雪のない岡山県内ながら、冬はウィンタースポーツを楽しむこともできます。設計職は内業がメインの仕事ではありますが、オフィスを一歩外に出れば眼前には緑あふれる景色が広がり、車で数分も行けばキャンプ場や温泉、牧場などレジャー施設がここかしこに点在。アウトドアが趣味の私にとっては、この上なく恵まれた環境だったのです。さらに魅力的だったのは、大島社長をはじめ同社の社員たちの人柄のよさ。長く働き続ける上では仕事内容より人間関係の方がはるかに重要であることは、以前の勤務先で痛感していましたから、「ここなら安心して溶け込める」と感じられたことは大きな決め手になりましたね。

建築も土木も専門に学んだことはありませんでしたが、入社後約3年にわたって測量業務に従事したことで、土木事業のいろはを習得。今春、ついに設計部門に異動しました。といっても、異分野からの挑戦4年目で高度な知識と技術が求められる設計業務を担うのは時期尚早。そのため現在は主に橋梁や砂防の点検業務を行いながら、法令や数量管理など設計に必要な知識などを学んでいるところです。

ただ、当社は総勢20名足らず、少数精鋭の技術者集団ですから、技術者ひとり当たりの守備範囲は広く、成長スピードが速いことは間違いありません。たとえば、現在携わる橋梁点検業務では、点検項目の整理や現地調査の段取り～調査結果の出力・判定までの業務をすべて私が担当。同僚たちの手を借りるのはどうしても人手のかかる現地調査のみです。ひとつのプロジェクトをみずからの手で完了させなければならないプレッシャーはありますが、その分、知識やノウハウの定着が早く、日に日に成長する自分を存分に実感することができます。これがさらに設計職ともなれば、現地踏査から設計・製図、さらに現地に赴けば壮大なものづくりが実現するさままで見届けられるわけですから、そのやりがいは並々ではないでしょう。私もいずれは設計者として、インフラ整備に携われるようになれたらと思っています。
調査設計部　寺尾 拓