初心者ありきの職場です
学校では機械の製図、材料や部品のことは学べても、機械全体の分解や組み立て、修理方法を学べる学問は存在しません。ですから当社に入ってからこの仕事に初めて携わった社員がほとんどです。先輩と一緒に沢山の機械に日々触れることで、機械整備に必要な道具、部品の名前やそれぞれの機械の特徴を少しずつ身につけていくことができます。教える先輩もはじめは初心者でした。じっくり丁寧に指導するように心がけながら、後輩の成長を見守っています。社内に講師を招いて適宜講習を行っています。機械整備に必要なポイント、扱っている機械の特徴などをベテラン講師に教わることで、国家試験対策や日頃の業務について、技量や技術の向上を図っています。
若者が中心です
一般的に機械整備は年配者が多いイメージですが、当社は30代の社員が活躍する比較的若い人が多い職場です。年齢層が若い分、昔のような"背中を見て覚えろ"という職人気質の雰囲気ではありません。近い年代同士、互いに教え合ったり、協力したりしながら自分の担当する機械を整備しています。ときには皆で一つの機械に携わることもあり、協力が必要な工程は人が自然と集まって必要な作業を進めています。仕事をやっていく中で生じる疑問、わからないところも年代が近いぶん、同じ目線に立ったアドバイスや、指導を受けながら取り組むことができます。
高速回転機械のホームドクター
取扱う回転機械は3000回転超の速度で運転するものが多く、構成する部品の精度、寸法、組み立て方法などを慎重に確認しながら作業を進めないといけません。ほとんどが機械に頼ることなく、技術者の手で限られた工具を使って、さまざまな作業を行います。修理はいつも同じ症状ではありませんので、その時の判断が重要になってきます。機械を患者さんのように診る、部品の補修をする、組み立てる、まさに高速回転機械のホームドクターとして日々経験を積むことで、一生のスキルとなる技術を身につけることができます。